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身体に負担の少ない最小限のワクチン接種とは@りゅうぐう推奨
抗体検査の説明『抗体検査について@ワクチン接種って毎年必要??』に引き続き第二弾です。
当院が推奨している身体に負担の少ない最小限のワクチン接種の例を以下に示します。
6種混合ワクチンを基準とした場合はレプトスピラ2種を削除、10種混合ワクチンを基準とした場合はレプトスピラ2種を4種に置き換えてください。
2021年冬、待望のパラインフルエンザワクチンが日本で認可され発売されました。
混合ワクチンの内訳は改めて下図を参考にしてください。
コアワクチンは義務ではないにしろ重要性の高いワクチンなので接種すべきです。
ノンコアワクチンは必須ではありませんが、やはり危険な感染症から身体を守るためには接種しておいた方がベターです。
また、人獣共通感染症であるレプトスピラの接種においては獣医師によって意見が分かれる場合がありますが、
ファイザーの元アニマルヘルス事業であったゾエティスでは下図のように推奨しています。(ホームページから切取り)
10種ワクチンの『愛犬とのスキンシップが欠かせない』はみんなそうだと思いますので少し言い過ぎな感じは否めませんが、、、
確かに生活環境やスタイルにもよりますが2017年10月頃に大阪北部で多発していることから当院では珍しい感染症ではないと判断しゾエティスの推奨通りに説明するようにしております。
診察時にも必要と思われる情報は提供いたしますが最終判断はご家族の方となりますのでよくご検討ください。
結局のところ毎年何かしらのワクチンを接種することになります。
日本の風習に倣い毎年同じワクチンを接種するのも悪くはないのですが、
世界レベルでは必要のないものを削ぎ落したオーダーメイドのワクチン接種が主流になりつつあります。
大切な愛犬のために今一度、身体に負担の少ないワクチン接種を検討されてみてはいかがでしょうか?